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2010ジャパンカップサイクルロードレース

マーティン（ガーミン）、大逃走Ｖ
９周回目の古賀志林道でスパート、後続集団を突き放す
畑中（シマノ）大健闘３位、日本人選手が13年ぶりに表彰台

　豪脚マーティン、プロツアーの舞いを独演──。アジア唯一の最上位オークラスレースとして知られる2010ジャパンカップが10月24日、栃木県の宇都宮市森林公園周回コース（総長151.3km＝14.1km×10周＋10.3km×1周）で開催され、ダニエル・マーティン（ガーミン・トランジションズ）が残り３周回を逃げ切って独走Ｖを飾った。
　ファン期待の新城幸也（ビーボックス　ブイグテレコム）は９位に沈んだが、昇龍・畑中勇介（シマノレーシングチーム）が３位に入る大健闘を見せ、97年大会で優勝した阿部良之以来となる日本人選手２人目の表彰台を実現した。
　また、前日の23日には宇都宮市内中心部の大通り周回コース（35.65km）を舞台に2010ジャパンカップクリテリウムが行われ、トーマス・パルマー（ドラパック・ポルシェ・サイクリング）が優勝した。

　レースレポート熊本国際ロード2010

宮澤が勝つ。
写真判定ゴール、微差で宮澤が畑中を下す

　10月10日、熊本国際ロード2010が熊本県山鹿市の山鹿市菊鹿地区ロードコースで開催された。レースは総長154.8km（12.9km×12周）の周回コースで行われ、86名の選手が激しい戦いを見せたが、結果は畑中勇介（シマノレーシングチーム）とのゴールスプリント勝負を制した宮澤崇史（TEAM-NIPPO）が優勝、栄冠に輝いた。
　シマノvsニッポの競り合い、頂上決戦は見応え充分で、詰めかけたロードファンをわかせた。

　JAPAN TOUR最終戦第３回禅の里ロードレースin輪島

畑中、王者の舞い
最終周回に強烈スパート、有終の美飾る

　畑中（シマノレーシングチーム）で始まり、畑中で終わった2010ジャパンサイクルツアー──。
　10月17日、ジャパンサイクルツアー最終戦「第３回禅の里ロードレースin輪島」が石川県輪島市門前町の特設コースで開催された。注目のTRクラスは午前11時30分に号砲。総長88.6km（12.6km×７周回＋0.4km）の激坂コースを舞台に100余名の選手達が覇権を争ったが、残り１周の時点でスパートした畑中がライバル達を抑えて優勝、有終の美を飾った。
　畑中はシリーズ初戦の熊谷クリテリウムを制して勢いに乗り、結局全16戦中４勝をマーク、その他のレースでも順調に加点して堂々の年間ランキング１位となった。
　チームの年間総合優勝争いもシマノがTEAM-NIPPO以下を大差で引き離し、チャンピオンチームに輝いた。

　糸井望のロードバイク挑戦記
晩秋の秩父路を堪能

秩父鉄道で行く、輪行&ツーリング寄居駅～秩父駅～秩父ミューズパーク～浦山ダム～秩父駅周辺（走行距離約28km）

　輪行は素晴らしい。輪行バッグに自転車を詰めるだけで行動範囲は限りなく広がる。自転車に鉄道、バス、フェリー、飛行機などを組み合わせればどこにだって行けるのだ。
　ということで、今回の糸井望のロードバイク挑戦記は輪行＆ツーリング。寄居から秩父まで電車で移動し、そこから秩父路を自転車で走る。すっきりとしない天気はやや残念ではあったが、晩秋の秩父を堪能した。
●衣装協力＝コンフォートファースト