BICYCLE21 WEB

緊急特集　東日本大震災からの再生

頑張ろう、ニッポン part-1
サイクリストより祈りをこめて
未曾有の国難に自転車界は何が出来るのか。何をなすべきか。

　３月11日午後２時46分ーー。
　東北・関東の太平洋沿岸を襲った巨大地震は未曾有の大被害をもたらした。４月４日現在で死者・安否不明者数は３万人を超えており、犠牲者数がさらに増え続けることは間違いない。しかも、この東日本大震災は福島第一原発をも破壊し、放射能汚染の恐怖が現在進行形で日本国中を震撼させているのだ。
　BICYCLE21は自転車の雑誌であり、一般マスコミとは性格を異にする。しかし、専門分野は何であれ、日本が直面する戦後最大の国難に無縁であるはずはない。緊急特集　「東日本大震災からの再生：頑張ろう、ニッポン　サイクリストより祈りを込めて」ではサイクリストとしての視点から東日本大震災を検証し、自転車界の果たすべき役割を探っていきたい。

　2011 春季ヒルクライム特集

激坂に挑め！
フォームを使い分けて効率よく上れ！
VAX RACING　長沼隆行のヒルクライム講座

　自転車で山を上る。この単純な行為になぜ多くのサイクリストは惹きつけられるのだろう。自分との戦い、自然への挑戦……。さまざまな理由はあるだろうが、共通しているのは山を制覇したという“達成感”ではないだろうか。
　標高が高ければ高いほど、勾配がきつければきついほど、その“達成感”は大きく、一度その喜びを味わうとやみつきになる。そして、またサイクリストはさらなる激坂を求めていく。
　ヒルクライムの魅力を伝える、2011春季ヒルクライム特集「激坂に挑め！」。VAX RACING長沼隆行選手のヒルクライム攻略法とともに、各社イチオシのロードバイクを紹介。

　特集　進化するGPS関連商品

こんなことができる！
自転車用ＧＰＳの機能の高さに迫る。

　上空にある衛星からの信号を受信して現在位置を知ることができるGPSシステム。今やカーナビゲーション、携帯電話など身近なツールにも広がっており、生活において不可欠なシステムになりつつある。
　もちろん、自転車用のGPSも発売されており、サイクリストの間で人気が高まっている。自転車というのは移動するためのツールなのだから、自分の現在位置を知りたいというのは当然の欲求だろう。
　しかも、最近の自転車用GPSは現在地を知らせるだけにとどまらない。サイクルコンピュータ機能が付いていたり、パソコンにルートデータを取り込めたり、デジカメが内蔵されていたり……、と進化を続けているのだ。
　本誌では特集「進化するGPS関連商品」と題して、最新サイクル用GPSの機能の高さや活用方法を紹介する。