BICYCLE21 WEB

　大予測　全日本自転車競技選手権ロードレース2011

近づく全日本ロード
棲むのは女神、それとも悪魔!?

　今年も注目の全日本ロードレース選手権が近づいてきた。熱戦の舞台となるのは岩手県八幡平市の岩手山パノラマラインコースで、ロードマン達の意地とプライドをかけた頂上決戦が展開される。
　東日本大震災の被災地・岩手県で開催される今大会はロードレースファンだけでなく、一般社会的にも話題となることは必至だ。歴史に残る大勝負、名勝負を期待したい。

緊急特集　東日本大震災からの再生

不屈の東北人魂―蘇れ、三陸ロード
サイクリストの歓声は必ず戻ってくる－。頑張ろう、ニッポン part-3　サイクリストより祈りをこめて

　青い海、光る風、大空にはためく大漁旗――。
　かつて景勝の地・陸前高田市では南三陸サイクルロード「りくぜんたかた」が開催され、人気を集めていた。が、３月11日に発生した大地震、悪夢のような津波はサイクリストが疾駆した同市の市街地を破壊しつくし、ガレキの荒野に変えてしまった。
　復興への道は険しい。新たな街づくりに向けた戦いは辛く、長いものになるだろう。されど東北は負けない。東北人の血は熱い。東北は過酷な試練を克服し、必ずや復活するに違いない。三陸海岸の街々は再建を果たし、陸前高田には再びロードマン達の歓声がもどってくるはずだ。
　厳しい生活環境の中で再生への道を模索する宮城・岩手の三陸海岸地区を取材した。

　第13回ツール・ド・熊野

バリアーニ（NIPPO）が総合優勝
勝負所の熊野山岳ステージでスパート、ライバルを突き放す
日本勢では西谷泰治が健闘、総合ポイント賞獲得

　今シーズン最初の国内UCIレースとして注目を集めていた第13回ツール・ド・熊野（主催＝スポーツプロデュース熊野）が５月26日から29日までの４日間、和歌山県新宮市・太地町、三重県熊野市の特設コースで開催された。
　レースは勝負どころの第２ステージ（熊野山岳コース）でスパートし、前評判通りの力を発揮したイタリアのフォルトゥナート・バリアーニ（ダンジェロ＆アンティヌッティ・株式会社NIPPO）が総合優勝を飾った。
　日本勢では第１ステージ（赤城川清流コース）で福田真平、最終第３ステージ（太地半島コース）で西谷泰治が勝利した愛三工業レーシングチームが意地を見せた。

　パナソニックサイクルテック　EZ

ちょっとワイルドに。
飯田橋・神楽坂・市ヶ谷界隈を野性派電動自転車「EZ」で散策

　東京というのは不思議な街だ。クルマが行き交う表通りは煩雑で騒々しいが、ちょっと裏道に入っただけで喧噪が遠のき、嘘のように静かになってしまうことが多い。飯田橋・神楽坂・市ヶ谷界隈も裏通りに入ると景色が一変し、時代がちょっぴりあともどりしたような落ち着いた街並みが現れる。
　三年坂、御殿坂、瓢箪坂、相生坂、富士見坂、袖摺坂、浄瑠璃坂、鼠坂、鰻坂……。ロマンの香り漂う坂道をパナソニックサイクルテックの電動自転車「EZ（イーゼット）」で散策した。
　レトロな坂道をワイルドな「EZ」で走るのはちょっぴりオツな気分だ。