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全日本自転車競技選手権大会トラックレース／日本パラサイクリング選手権トラック大会

窪木３冠！個人追い抜き、ポイントレース、団体追い抜きを制覇
渡邉（ケイリン）、中川（スプリント）も豪脚発揮
女子中距離は上野が梶原退け、２冠奪取

　全日本自転車競技選手権大会トラックレース・日本パラサイクリング選手権トラック大会が４月11・12日の両日、静岡県伊豆市の伊豆ベロドロームで開催された。
　両大会はリオオリンピックを視野に入れた国内トラック競技の最高峰として位置づけられるレースで、２日間にわたって激戦が繰り広げられた。短距離は男子ケイリンで大会３連覇を達成した渡邉一成（JPCU福島）、男子スプリントを制した中川誠一郎（JPCU熊本）らが実力を発揮、中距離では窪木一茂（和歌山県教育庁）が４km個人パーシュート、ポイントレース、チームパーシュートを制して３冠に輝いた。女子中距離は上野みなみ（鹿屋体育大）が３km個人パーシュートとポイントレースの２冠を奪取したが、両レースで２位となった梶原悠未（筑波大坂戸高）の健闘も光った。

BICYCLE21　初夏ツーリングガイド

陶芸天国益子を走る。
自由闊達な焼き物の町で里山ツーリングの魅力を満喫

　新緑、薫風、夏近し。自転車乗りには絶好の季節がやってきた。
　愛車を駆って、自由気ままなツーリング。ルーティンワークの束縛から心と身体を解き放ち、旅先で心安らぐ空間に身を置くのは至福のひとときだ。懐かしくも美しき風景、人、モノ、食との出会い、再発見。それは自分探しの旅とも言えるだろう。
　栃木県南東部に位置する陶芸の町・益子を訪ねた。ろくろ、登り窯、温もりのある陶器、民芸品、そして由緒ある山寺、つづら折りの山岳路──。
　益子は優しく、懐深く私達を迎え入れてくれた。
（モデル・糸井望　ペン・本誌高木賢　カメラ・布施秀和、村岡隆範）

2015Ｊプロツアー第５戦・第６戦　第７回JBCF群馬CSCロードレース

吉田隼人（マトリックスパワータグ）気迫Ｖ　─Day2─
和田力に捧げた悲願の勝利

　４月25・26日の両日、群馬サイクルスポーツセンターで第７回JBCF群馬CSCロードレースが開催された。本大会は前レースの南紀白浜同様、２日間の「Two in Oneレース」。
　25日に行われたDay-1のチームタイムトライアルではチーム右京が優勝。26日のDay-2ではマスドスタートのロードレースが行われ、集団ゴールスプリントを吉田隼人（チームマトリックスパワータグ）が制し、Ｊプロツアー初勝利を飾った。
　３月に和田力を不慮の交通事故で亡くしたマトリックスパワータグにとって、勝利は全員の悲願だった。チーム一丸となって獲った勝利だ。

特報　第29回ツール・ド・八ヶ岳

海抜2127ｍへ挑戦！
麦草峠を目指し、約1850名のサイクリストが力走

　標高2127ｍの麦草峠を目指して激坂を駆け上がる第29回ツール・ド・八ヶ岳が４月18・19日の両日、長野県南佐久郡佐久穂町の八千穂高原で開催された。
　今年は過去最高となる約1850名がエントリー。日本一の美しさを誇る白樺群生林と残雪まぶしい早春のメルヘン街道（国道299号）を舞台に本格ヒルクライムに挑戦した。