特報ツール・ド・北海道
増田成幸(宇都宮ブリッツェン)個人総合V
 宇都宮ブリッツェンにとって、待望のUCIレース勝利だ。しかもラインステージレースでチームの総合力を発揮しての個人総合優勝。初日に増田成幸がレース距離の半分に当たる56kmにも及ぶ単独でのアタックを敢行し、見事逃げ切った。すべての他チームは増田、そして宇都宮ブリッツェンの前に屈服した。
 増田は2010年の清水都貴以来、6年ぶりの日本人選手の個人総合優勝を達成した。


特報
 2016年文部科学大臣杯 第72回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会
鹿屋、総合4連覇!
トラック、ロードで着実に加点、迫る中央、日大、法政、朝日を突き放す
 2016年文部科学大臣杯第72回全日本大学対抗選手権自転車競技大会(インカレ)が8月25日から28日までの4日間、静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで開催された。
 今大会は好記録連発でエキサイティングな展開となったが、男子総合優勝を飾ったのは鹿屋体育大学で、堂々の4連覇を達成した。一昨年、昨年の大会で見せた圧倒的なパフォーマンスは見られなかったものの、安定した走りは頭ひとつ抜け出た存在で、他大学の追撃を許さなかった。2位はトラックで力を発揮した中央大学。覇権奪回を狙った日本大学は決め手を欠き、総合3位に終わった。
 女子も地力を発揮した鹿屋体育大学が総合優勝を飾った。2位は日本体育大学、3位は八戸学院大学。


 ロードレースは最終日の8月28日、日本サイクルスポーツセンターの5kmサーキットコースで開催され、野本空(明治大)が優勝した。野本は最終周回の上り区間でアタックし、大歓声の中、最高地点の秀峰亭前のゴールラインを真っ先に通過した。2着は草場啓吾(日大)、3着は中川拳(早稲田大)。
 この結果、トラック・ロードレースを合わせた総合優勝は77ポイントを獲得した鹿屋体大に決定。V4を達成した。総合2位は61ポイントの中央大、総合3位は57ポイントの日大となった。


 女子個人ロードレース界に楽しみな新鋭が登場した。福田咲絵だ。競技用自転車に乗り始めて僅か半年。いきなりの快走劇に周囲からは驚嘆の声がしきり。今後、経験を積むことでどこまで素質を伸ばすことができるだろうか。成長に期待したい。


 第33回 シマノ鈴鹿ロードレース/シマノ鈴鹿国際ロードレース
1万人超のサイクリストが夏の祭典でロードレースを満喫!
 全長約5.8kmの鈴鹿サーキットを舞台に、初心者からベテランまで、誰もが楽しめる多彩な種目を取り揃えた2日間のロードレースの祭典、シマノ鈴鹿ロードレースが8月20日、21日に開催された。台風&大雨の予報もなんのその、2日間とも天候は快晴。1万超のサイクリストが夏真っ盛りの鈴鹿サーキットを快走し、ロードレースの醍醐味を満喫した。
 大会は5種目の合計タイムで争われる“5ステージ・スズカ”の第1ステージでスタート。仲間と一緒に交代で走る“2時間エンデューロ”、チームで隊列を組んで一緒に走行する“チームTT”、国内&海外のプロ選手などが参加した“シマノ鈴鹿国際ロードレース”など、2日間にわたって、“走って”“見て”楽しめる自転車競技が行われた。協賛企業の出展社ブース&マーケットや試乗会、完成車やフレームなど豪華賞品が当たる抽選会、家族や仲間と楽しめる花火イベントなど、サブイベントも盛り上りを見せていた。
 今年も日本最大級の規模で行われた夏の祭典。来年もまた夏の鈴鹿サーキットで会おう!。


 国内最大規模の参加者を誇るロードレースのビッグイベント、シマノ鈴鹿ロードレース。その2日目の大会のトリを飾る伝統の一戦、第33回シマノ国際鈴鹿ロードレースが8月21日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行われた。
 国内・海外のトッププロが集結したハイスピードバトルは、ゴールスプリントを制したジョン・アベラストゥリ(Team UKYO)が優勝。2着に畑中勇介が入り、Team UKYOがワンツーフィニッシュを達成した。


 5ステージ・スズカ、それぞれの想いが交錯した熱きスプリント
 1チーム4〜6名でロードレース、個人TT、チームTT、ロードレース×2の全5ステージ、2日間で総距離106.4kmを走るシマノ鈴鹿ロードの名物レースが5ステージ・スズカだ。鈴鹿サーキットを舞台とした2日間のステージレースに、全国から強豪チームがエントリー。炎天にも引けをとらない熱戦を繰り広げた。



最新号コンテンツ
特報第30回ツール・ド・北海道
増田成幸 個人総合V
宇都宮ブリッツェン、悲願のUCIレース制覇
近づくジャパンカップ
スカイ、ランプレ・メリダなど海外UCIチーム(6チーム)が参戦
特集2016年文部科学大臣杯 第72回全日本大学対抗選手権自転車競技大会-
鹿屋、総合4連覇
堀(鹿屋体大)1分2秒898の学連新記録
宮本(中央大)圧勝
野本(明治大)上りアタックでV
福田初優勝!
記者の眼
第33回シマノ鈴鹿ロードレース/
第33回シマノ鈴鹿国際ロードレース-
1万人超のサイクリストが
夏の祭典でロードレースを満喫

国際ロードはアベラストゥリ(チーム右京)
ゴールスプリントでライバルを圧倒
チームにフォーカス!
“シマノ鈴鹿ロード”参加チーム紹介

楽しく、個性的なチームがいっぱい!
シリーズ企画
「自転車まちづくり構想を追う」〈1〉
注目の柏の葉スマートシティ
連載・読み物・情報
  • 男なら勝負しろ 三浦恭資
  • 栗村修の自在フォーラム
  • こちらドクターカー 富和清訓
  • MASA通信 特選パーツ・用品レビュー 市川雅敏
  • コムワン・こむつう・コムスリー 菊池津根徳
  • ギヤチェンジ 平野龍
  • 欧州自転車事情 佐藤晴男
  • 七回転ひねり ケニー・ヤマザキ
  • 安曇野だより 大石一夫
  • 峠にチャレンジ! 〜伏野峠〜 小林徹夫
  • 学生自転車競技80年回顧 
    知られざる激動と発展の軌跡 松倉信裕
  • スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ 高村精一監督に聞く
  • MY BIKE, MY TRAINING[加藤淳一さん]
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