速 報 BICYCLE CITY EXPO 2017
自転車新時代。
転換期迎えた自転車の利用形態 自転車活用推進法の施行、2020東京オリンピック・パラリンピックの開催も自転車ワールドに追い風
 自転車新時代──。自転車ワールドは日常ユースの自転車利用に関し、変革の時を迎えているようだ。
 9月8・9日の両日、東京・新宿区のベルサール高田馬場で「BICYCLE CITY EXPO 2017〜自転車まちづくり博〜」が開催された。
 同展は自転車を利活用したまちづくりをテーマとしたイベントで、会場には新型駐輪機、駐輪システム、道路標示機器、道路用塗料、路面シート、シェアサイクル、電動アシスト自転車・三輪車、自転車関連パーツ・用品、自転車保険などが展示・提案された。
 出展内容でとりわけ話題を集めたのがシェアサイクルシステムで、ドコモ・バイクシェア、陽報、モバイク、オーシャンブルースマートなどの各社が自社システムの特長、優位性をプッシュした。
 パリ、ロンドン、ミラノ、ニューヨーク、ポートランドなど世界の主要先進都市では環境問題、資源保護、健康、交通渋滞の解消といったテーマをバックボーンにシェアサイクルが導入されている。日本も新たな公共交通としてシェアサイクルシステムの研究が続けられてきたが、「BICYCLE CITY EXPO 2017」ではシェアサイクル本格導入の気運が一気に高まっていることが明らかになった。
 自転車活用推進法の施行、2020東京オリンピック・パラリンピックの開催もシェアサイクルの普及に拍車をかける要因だ。
 電動アシスト自転車・三輪車など自転車本体・関連パーツ・用品の進化に加え、自転車の利用形態も大きな転換期を迎えていることは間違いない。
 「BICYCLE CITY EXPO 2017」をカメラ・レポートとして速報する。

海外現地レポート 第54回 ツール・ド・ラヴニール
人生を懸けたプロチームへの求愛と咆哮
プロ入り切符の争奪戦「ツール・ド・ラヴニール」(U23)
 第54回ツール・ド・ラヴニールが8月18日から同27日までフランス西部地区で行われた。ロードレースの若手エリートがプロ入りを目指して鎬を削る同レースは、まさに選手としての生死、人生を懸けたギリギリの闘いだ。U23日本ナショナルチームは昨年に続き、この激烈なサバイバル戦である“未来のツール”に挑んだが、結果は無念の完全敗北。浅田ジャパンは日本の常識を超越した海外U23トップ選手による果敢な攻勢の前に涙を飲んだ。
 U23日本ナショナルチームに突きつけられた課題、そして日本ロードレース界が目指すべき道とは?
 U23日本ナショナルチームの闘いに同行したUCI公認選手代理人の山崎健一氏にツール・ド・ラヴニール全9ステージを振り返っていただいた。

2017 JAPANCUP CYCLE ROAD RACE in UTSUNOMIYA
“古賀志”の激闘を 制するのは誰だ!?
10月22日、宇都宮でジャパンカップサイクルロードレース
海外・国内合わせて14チーム・70名が参戦
 今年も待望のジャパンカップが近づいてきた。10月22日(日)に宇都宮市森林公園周回コースで開催されるロードレースには計14チーム(海外7チーム、国内7チーム)が参戦、総勢70名による白熱の闘いが繰り広げられる。
 勝利の栄冠をゲットするのはワールドツアーチームの花形スターか、野望に燃える若手選手か、はたまた大声援に後押しされる日本人選手なのか——。“古賀志”の山岳路で繰り広げられる熱く、華麗な闘いはファンを酔わせるに違いない。
 また、前日の21日(土)には宇都宮市大通り周回コースでジャパンカップクリテリウムが行われる。こちらもまたジャパンカップの名物レースで、トッププロによるスリリングな走りが展開される。

第34回シマノ鈴鹿ロードレース/第34回シマノ鈴鹿ロードレースクラシック
光る青空、自転車の夏!
1万人超のサイクリストがロードレースを満喫した夏の大運動会
 夏の鈴鹿サーキットを舞台に、初心者からベテラン、ホビーレーサーから強豪選手まで、誰もが楽しめるロードレースの大運動会――。今年で34回を迎えた伝統のレースイベント「シマノ鈴鹿ロードレース」が8月19日、20日の2日間にわたって開催された。
 天候は両日とも青空が広がる快晴。1万人超のサイクリストが夏空のもと、普段はあまり走れない鈴鹿サーキットのアスファルトを疾走した。



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速報! BICYCLE CITY EXPO 2017
ーカメラレポートー 自転車新時代。
転換期迎えた自転車の利用形態
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 2017ジャパンカップサイクルロードレース
“古賀志”の激闘を制するのは誰だ!? 
海外・国内合わせて14チーム70名が参戦
海外現地レポート
第54回 ツール・ド・ラヴニール
人生を懸けたプロチームへの求愛と咆哮
世界の分厚い壁にはね返されたU23ナショナルチーム
総合優勝は、エガン・ベルナル。コロンビア勢の独壇場で閉幕!
総論 常識を超越した攻撃力が乱舞する
欧州のレース界

日本はガラパゴス状態から抜け出し、独自の“武器”を手に入れるために本気で世界と向き合え!
Jプロツアー
第7回JBCF
タイムトライアルチャンピオンシップ

佐野淳哉、タイムトライアルチャンピオンシップ初優勝
佳境迎えたJプロツアー個人総合首位争い
ホセ、連覇濃厚。大逆転狙う2位吉岡、3位入部
サイクルトレイン
全国各地で続々増加中!
サイクリストと地域をつなぐ“サイクルトレイン”
INTERVIEW
駐輪界の新風アイキューソフィアが提唱する
新型駐輪システム“みんちゅう”
特集 シェアサイクル新時代!
シェアサイクル本格発進。
大競争時代に突入した日本の自転車シェアリングサービス

Mobike、オーシャンブルースマート 衝撃のデビュー。受けてたつドコモ・バイクシェア、陽報。自治体、地元密着の強み活かしシェア拡充に全力投球
ドコモ・バイクシェア 
堀 清敬代表取締役社長╱小澤克年営業推進部長
東海技研・陽報 
箱根・芦ノ湖に「Let’s Bike」オープン
オーシャンブルースマート 小竹海渡代表取締役
カイホウジャパン 楊海峰代表取締役
モバイク・ジャパン 
木嵜基博アクティング・ジェネラル・マネージャー
 
第34回 シマノ鈴鹿ロードレース
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