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　第31回ツール・ド・北海道2017

マルコス・ガルシアが函館山を制し総合優勝
鹿屋体大、日大の主力選手が活躍

　31回目の今大会は函館市を中心とした３日間・３ステージの424kmで開催。最終日のフィニッシュ地点は夜景で有名な函館山頂上に設定された。レースはこの山頂フィニッシュの順位がおおむね総合順位となり、マルコス・ガルシア（キナンサイクリングチーム）が個人総合優勝を果たした。

　2017年文部科学大臣杯・第73回全日本大学対抗選手権自転車競技大会

インカレ　Exciting battle in NAGANO　日大王座奪還！
トラック・ロードともにライバル校圧倒、破竹の進撃でポイント奪取！

　強い日大が４年ぶりに復活した。伝統のピンクジャージがトラック、ロードで躍動し、大学チャンピオンチの座を奪い返した。
短距離のエース・坂井洋の活躍でスプリント、チームスプリントで勝利した日大は他種目でもそつなく上位に食い込み、トータル82ポイントを獲得してトラック競技を制覇。最終日のロードレースも伏兵武山晃輔が冨尾大地（鹿屋体大）に競り勝ち、日大の総合優勝を確定させた。
　2013年、衝撃の王座陥落。そして同年からスタートした鹿屋体大の総合４連覇——。かつて総合30連覇の偉業を達成した王者日大にとって、この４年間は屈辱に満ちた日々であったが、今大会はそうした口惜しさを一気に振り払うパワフルな闘いを繰り広げ、悲願の王座奪回に成功した。日大の黄金時代が再来する可能性は充分だ。
　女子は岡本二菜を主軸とした日本体大がトラック競技でポイントを稼ぎ、宿敵鹿屋体大を下して総合優勝を飾った。

　"e"の衝撃「STePS」登場で新たな地平に突入した電動アシストスポーツバイク

eバイク本格稼働！
一気に活性化する!?　電動アシストスポーツバイク市場

　シマノは今秋９月、遂に日本国内向けの電動アシストスポーツバイクコンポーネント「STePS（ステップス）」を発表した。同製品はヨーロッパで盛り上がりを見せているeバイク用コンポの日本国内仕様版。ミヤタサイクルでは他社に先駆けて来春２月、ステップス搭載の電動アシストクロスバイク「CRUISE（クルーズ）」を発売予定だが、他社のステップス採用モデルも今後、続々と国内市場に投下されるはずだ。
衝撃のステップス発進——。ヤマハの「YPJ」シリーズ、パナソニックサイクルテックの「XM-1」も注目される存在で、電動アシストスポーツバイクの世界は一気に活性化される状況だ。

　輪島市長杯・禅の里ロードレースin輪島

宇都宮ブリッツェン・雨澤毅明逃走V
最終周回の激坂区間でホセ、土井を突き放す

　輪島市長杯・禅の里ロードレースin輪島（Ｊプロツアー第19戦）が10月８日、石川県輪島市門前町特設コースで開催され、注目のＪプロツアーは雨澤毅明（宇都宮ブリッツェン）が優勝した。
　雨澤の勝利はホセ・ビセンテをエースとするマトリックスパワータグの包囲網を突破し、力で押し切った堂々たるレース。海外遠征でもまれた22歳のホープは、苦しみながらも着実に成長していることをファンの前で証明した。
　なお、輪島市長杯・禅の里ロードレースin輪島は今年を最後にひとまず終了する。表彰式の後、梶文秋輪島市長、全日本実業団自転車競技連盟関係者、選手、ファンはまた会う日を胸に最後の交歓を重ねた。