熱走の軌跡 2017
銀輪アスリート、かく闘えり
〝2020TOKYO〟のオリンピアン目指し、勝ち残り戦がスタート!
 ロード、マウンテンバイク、BMX、トラック競技。2017年も日本列島の各地でサイクリスト達の熱き闘いが展開された。王者、女王の独走勝利。実力派の一発逆転劇。超新星の快走シーン──。2020東京オリンピック・パラリンピックを視野に入れ、激しくヒートアップしたアスリート達の2017年激走バトルを振り返る。

 現地レポート Tour de Singkarak 2017
久保田悠介 完走! 西日本学生選抜チーム、
ツール・ド・シンカラ(インドネシア)に挑戦!
Tour de Singkarak 2017(UCIアジアツアー2.2) 11月18〜26日(インドネシア 西スマトラ州) 1人降り、また1人降り……。
監督含めオール大学生で挑んだ7名に襲いかかったアジアの洗礼
 国の手厚いバックアップのもと、飛躍的に大会規模の拡大と競技力向上が進んでいるインドネシアのロードレース界。アジアツアー最長の9ステージ制で行われる「ツール・ド・シンカラ」(西スマトラ州、UCIアジアツアー2.2)は、同国の勢いを象徴するようなビッグレースだ。
 11月18〜26日に開催された「ツール・ド・シンカラ2017」には、西日本学生選抜チームが日本勢として唯一参戦を果たした。タブリーズ・シャハルダリ・チーム(イラン)、ツアー・オブ・ジャパン2016新人賞のダニエル・ホワイトハウスを擁するCCNサイクリングチーム(ラオス)などのアジア各国の実力派チーム・選手達が勝利やUCIポイント獲得を狙うなか、完走を目指した大学生達───。その果敢な闘いを西日本学生選抜チームを率いた福島綾野監督(京都大学自転車競技部)に振り返っていただいた。 
(写真提供:IGP、福島綾野)



 INTERVIEW
「仲良しこよしは要らん。選手は走って、仕事してナンボ。人生は浪花節や!」
野武士軍団率いる不屈の闘将 マトリックスパワータグ安原昌弘監督
 ホセ、フェルナンデス、佐野、土井、吉田、大貴、田窪……。野武士軍団と言うべきか、怖い物知らずの荒くれ軍団と言うべきか。レッテルはともかく個性的な仕事師が揃っているのが関西の雄、マトリックスパワータグだ。仲良しこよしはドブに捨てろ! 俺達はレースで走ってナンボのプロ集団や。そんな流儀を地で行くような強烈な走りを展開したのが2017年マトリックスパワータグ。熊野、おきなわ、Jプロツアー。息もつかせぬ無敵の快進撃だった。 レーサーに乗る猛獣(!?)達を牽引する男・安原監督にインタビューした。

 特集  頭(いのち)を護れ!
注目の高機能ヘルメット
 落車や事故などのアクシデント発生時にサイクリストの頭部を護るヘルメット。つまりは“いのち”に直結するアイテムであり、真剣に選ばなくてはいけない用品であることは言うまでもない。
 ヘルメットメーカー各社は、安全性の追求はもちろん、スピードを生む空気抵抗対策、フィット感をもたらす形状や調整機構、涼しさや排熱を計算した風や空気の流れなどのレースシーンにおけるトレンドにも対応し、最新テクノロジーを用いたモデルを次々と投入中。その機能性は年々進化を続けている。また、デザインやカラーリングにこだわった製品が多数登場しており、選択肢は拡大傾向にある。特にスポーツサイクル初心者にとって、ヘルメット選びは悩ましいところだろう。
 本特集では、トップモデルからバリューモデル、キッズモデル、日常ユースモデルまで、各社の注目ヘルメットを紹介することにした。自分にピッタリのヘルメットを見つけよう!


最新号コンテンツ
 
熱走の軌跡 2017
銀輪アスリート、かく闘えり
“2020TOKYO”のオリンピアン目指し、
勝ち残り戦がスタート!
現地レポート Tour de Singkarak 2017
Tour de Singkarak 2017
久保田悠介(西日本学生選抜チーム)完走!

オール大学生で挑んだ7名に襲いかかったアジアの洗礼
ハプニング、トラブル頻発の過酷なUCIレース
Interview
安原昌弘(マトリックスパワータグ監督)
「仲良しこよしは要らん。選手は走って、
仕事してナンボ。人生は浪花節や!」
野武士軍団率いる不屈の闘将
自転車を活用したまちづくり
「自転車活用推進法のポイントは、
自転車の新たな利用価値を創造していくことだ」
日本大学理工学部 交通システム工学部教授 小早川 悟
Interview
「電動アシストスポーツバイクの
領域を拡大していきます」
ヤマハ発動機 ビークル&ソリューション事業本部SPV事業部長 砂川光義
特集:頭(いのち)を護れ!
いつもかぶるヘルメット。
だから性能とデザインにこだわりたい!

Kabuto/LAZER/POC/BELL/KASK/bern/véloline/BRIKO/MET/BBB/UVEX/Capor/kumoa
ツール・ド・八ヶ岳
第32回ツール・ド・八ヶ岳
2018年4月15日(日)開催決定!
標高2127mの麦草峠へ! 第32回の歴史を持つ伝統のヒルクライムレース 
連載・読み物・情報
  • 日米欧の自転車政策概論 古倉宗治
  • 男なら勝負しろ 三浦恭資
  • 栗村修の自在フォーラム
  • 欧州自転車事情 佐藤晴男
  • コムワン・こむつう・コムスリー 菊池津根徳
  • こちらドクターカー 富和清訓
  • 大地の風 石塚裕也
  • 七回転ひねり ケニー・ヤマザキ
  • スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ 高村精一監督に聞く
  • 第1回全日本BMXフリースタイル・パーク選手権大会
  • 2017 Race Result Archive
  • メカニック魂 國本勝弘
  • JR千葉のサイクルトレイン B.B.BASE
  • レーススケジュール
  • サイクルショップ最新情報
    ポジティーボ/じてんしゃコムRin/marco自転車タイヤショップ
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  • 編集後記、次号予告
  • バイシクルシティ・ニッポンを目指して 片岡大造
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