BICYCLE21 WEB

　新型コロナウイルスが猛威をふるう今だからこそ、自転車に乗ろう、もっと自転車を利活用しよう─。

自転車愛、人間愛、地球愛。
自転車は人類の危機を救う！

　未曾有の危機である。かつて経験したことがない過酷な惨状だ。新型コロナウイルス感染症（COVID-19）。世界の感染者数は４月7日現在で131万人を突破し、死亡者数も7万3000人を超えた。日本国内でも感染者数は4100人を超過し（クルーズ船を除く）、さらに拡大していくことは間違いないだろう。何よりも収束への道筋が見えてこない状況が国民の不安を増幅させている。
　COVID-19が猛威をふるう中、私達の衣食住にはさまざまな制約が課せられ、移動手段の見直しも避けて通れない状況となっているが、そこでにわかに注目を集めているのが他ならぬ自転車の安全性、有用性だ。
　密閉空間とは無縁の自転車は電車、バスなど他の公共交通機関と較べてCOVID-19感染症のリスクが極めて少ない乗り物である。新型コロナウイルス禍が続く今だからこそ、BICYCLE21は声を大にして世の中に提案したい。自転車に乗ろう、自転車をもっと利活用しよう、それが人類の危機を救う道につながっていくはずだ、と。自転車愛、人間愛、地球愛は同一線上に位置する理念であると信じている。

（本誌・高木賢）

2/23　第14回明治神宮外苑大学クリテリウム

篠田幸希（日体大）スプリントV
RCS総合チャンピオンは鈴木浩太（明星大）

　全日本学生ロードレース・カップ・シリーズ（RSC）最終戦、第14回明治神宮外苑大学クリテリウムが２月23日、明治神宮外苑周回コース（１周1.5km）で開催された。
　トップカテゴリーの男子大学生グループ１は、篠田幸希（日体大）が鈴木浩太（明星大）とのスプリント勝負を制して勝利。また、女子クリテリウムは中村愛花（日体大）が２連覇。全日本学生ロードレース・カップ・シリーズの総合チャンピオンは、風間翔眞（東北学院大）を逆転した鈴木浩太に確定した。

　ジャパン・プロダクツ　ウォッチング

今こそその価値を再認識したい、輝けるメイド・イン・ジャパン

　日本の自転車製造技術の水準は世界的にみてもトップクラスだ。競輪業界からの強度、精度に対する厳しいニーズに応えつづけ、日本の自転車製造技術は研鑽を重ねてきた。たとえば中野浩一が世界選手権を10連覇した自転車のハンドルはすべてNITTO製だ。競技とともに進化した各メーカーだが、やがて訪れた海外製品との価格競争は熾烈を極めた。
　最高級の技術は、最高級製品の品質を支えるが、大衆自転車には価格が折り合わない。多くの業者が経営の舵取りに苦しみ、廃業の選択を余儀なくされる中、今日まで健在ぶりを発揮しているのは本筋の技術を持つ企業である。不屈のクラフトマン魂。自転車に関する各分野で、世界に誇る新しい取り組みに真摯に挑むブランドを紹介する。

　Close Up! 東京都自転車商協同組合の登録取扱店で「メンテナンスパック」販売開始

もれなく自転車保険がプレゼントされる２種類のプラン

　東京都は令和元年９月、「自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」を改正した。改正条例は令和２年４月１日に施行されたが、その大きなポイントは「自転車利用者、保護者、自転車使用事業者及び自転車貸付業者による自転車損害賠償保険等への加入を義務化」したことだ。この条例改正に伴い、東京都自転車商協同組合は自転車保険（補償期間１年間・家族全員補償）がもれなくプレゼントされる「メンテナンスパック」を組合加盟店で販売する新規事業を立ち上げた。