EV・電気自動車、電気トラック、電動バイク、電動三輪車、電動アシスト自転車、水素自転車、 ドローン、EVトゥクトゥク、電動カート、電動車椅子······。 「BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2025」には、さまざまな電動系モビリティが展示された。 加えて最新鋭のEV用充放電機器、EVワイヤレス給電システムも提示され、会場をにぎわせた。 百花繚乱というべきか、 展示会場では次世代の移動・物流・交通システムの有り様を示唆する進化型モビリティと先鋭的インフラ機器が一堂に公開された。
百年に一度と言われるモビリティの変革期という背景を考えれば、本展示会に展示された製品は新型機器の一部と言うべきで、 今後、我々の前には想像を超えるような多彩かつ先進的な移動・物流手段の選択肢が広がっていくだろう。 そこにはさまざまな克服すべき課題が新たに出現し、法整備も必要不可欠になっていくはずだ。 しかしながら、テクノロジーはとどまることなく進化を続け、移動・物流の利便性、モビリティの機動力は加速度的に高度化していくことは間違いない。
少子高齢化、人口減少に歯止めがかからない日本。 災害大国と言われる過酷な現実も我が列島の上に重くのしかかる。 我々はそうしたネガティブな要素を振り払い、新たなまちづくりを進めていかねばならないが、 移動・物流・交通システムを進化させ、発展させていくことは国づくりの基本事項だろう。 安全で利便性に富む移動システムの構築は、人の暮らしを豊かにし、経済的発展につながっていくからだ。 「BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2025」を終え、改めてそんな想いを新たにした。
(本誌・高木賢)
6月11日(水)・12日(木)の両日、東京・西新宿の新宿住友ビル三角広場(屋内イベント空間)で 「BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2025〜自転車・電動モビリティまちづくり博〜」 (主催:BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2025実行委員会、特別協賛:アイキューソフィア株式会社・株式会社サイバーG、 後援:自転車活用推進議員連盟/自転車活用推進本部/国土交通省/経済産業省/スポーツ庁/東京都/自転車を活用したまちづくりを推進する全国市区町村長の会 /一般社団法人CHAdeMO協議会/一般社団法人次世代自動車振興センター/全国自転車施策推進自治体連絡協議会/公益財団法人東京都環境公社 /一般社団法人自転車協会/一般財団法人自転車産業振興協会/一般財団法人日本自転車普及協会/一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟 /一般社団法人自転車駐車場工業会/NPO法人自転車活用推進研究会/日本自転車軽自動車商協同組合連合会/東京都自転車商協同組合 /一般社団法人日本シェアサイクル協会/一般社団法人日本自動車車体補修協会、 協力:警視庁交通部、運営事務局:株式会社ライジング出版) が開催された。
展示会場にはEV・各種電動モビリティ、EV用充放電機器、駐輪・駐車場機器、防災用機器などの注目製品が多数展示され、 来場者に提示・提案された。
(本文は雑誌に掲載)
「BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2025〜自転車・電動モビリティまちづくり博〜」は 6月11・12日の両日、新宿住友ビル三角広場で開催されたが、 展示会場中央に設置された特設ステージでは2日間にわたり講演とパネルディスカッションが実施された。
初日の午後1時からはEVワイヤレス給電協議会の堀洋一会長(東京理科大学創域理工学部教授)が 「電池依存の常識を疑え」を講演した。
堀会長はEVワイヤレス給電の走行中充電(DWPT=Dynamic Wireless Power Transfer)こそ EV充電インフラの決め手であり、同システムの研究開発と普及が急務であると力説した。
同講演内容のダイジェストをお届けすることにした。
<講演内容は誌面に掲載>
2025年6月11・12日に開催された「Bicycle-E・Mobility City Expo 2025」に 自動車業界から走行中ワイヤレス給電、小型EVワイヤレス充電、各種充電機器の最新技術が展示され、盛況であった。 今回「モビリティの充放電」に関する国際標準化・規格化の歴史と最新動向、 筆者の実体験(自工会、JARI、自技会、経産省のチームジャパン)から「技術者外交」の重要性を述べる。 また、6月5日にライジング出版が発行した「EVchargers Evolution」(2025年EV充放電機器展望)では 最新のモビリティの充放電機器が俯瞰できるので参照されたい。
詳細は誌面に掲載
<最新号(7月号)の誌面より>